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【書評】会社法対応 会計のことが面白いほどわかる本

会計学の基本が学べる本を紹介する前に会計学の重要性について紹介します。

会計学を学んだ多くの人は「会計学は世界で一番退屈な科目の一つ」であると思っていると思います。最初は私もそうだったので気持ちはよく分かります。

昔ある架空戦記で現代の人間が安土桃山時代に遡るという物語を見たことがあります。そこで現代人の一人が戦国時代の人間に「簿記」の概念を教える場面がありました。会計学を専攻した人間としてはそこで爆笑しました。

「簿記」は近代化に欠かせない科目の一つです。もし簿記を知っている国と簿記を知らない国が戦争をした場合は、特に長期戦の場合においては簿記を知っている国が必ず勝ちます。

少し具体的に書きますが、単式簿記(大福帳、お小遣い帳)では金銭の流れしか記録できず、武器や食料といった他の資産の管理ができません。武器や食料といった資産を管理するには簿記、つまり複式簿記(貸借対照表と損益計算書)の概念が必要です。組織(企業・国家)の本当の豊かさ(実力)を知るためには複式簿記がなくてはならないのです。

個人的には日本国家の財政は貸借対照表でなぜ現していないのか不思議で仕方がありません。おそらく貸借対照表で書くと債務超過が一目瞭然になるからでしょうけど。

私は会計学の概念を大学時代に学べて本当に良かったと思っています。複式簿記については義務教育で教えるべきだと私は考えているくらいです。

最後ちょっと専門的になりましたが、これから会計学初心者にお勧めの本を紹介します。

この本は会計学の本としては極めてめずらしく20万部売れた本です。会計学は「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)」で一瞬注目されましたが、基本的には人気のない科目なので20万部も売れるなんて本当に凄いと私は思っています。読みやすさとしては「カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編」と同じくらいに読みやすい本です。構成も対話形式とほとんど同じものとなっています。

この本を読めば会計学の基本を分かりやすく学ぶ事が出来るので本当にお勧めです。この本で会計学を学んでから是非金持ち父さんを読んでみて下さい。理解度が全然違っていると思います。

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