「瞬間英作文」で英語が話せるようになる!

「瞬間英作文」で英語が話せるようになる!

この記事では英会話を身につけるための画期的な学習方法「瞬間英作文」について記します。

受験英語を真面目に勉強した。TOEICでもそれなりの点数、780点（L370 R410）が取れる。だけど全然英語を話せないし、英作文も満足にできない。これが瞬間英作文の技法を知らないころの私でした。受験英語とTOEIC試験の学習だけでは「読む」「聞く」はある程度向上させることができても、「話す」「書く」の向上はほとんど望めません。特に「話す」については絶望的です。

英会話では即座に英語を相手に返す必要があります。これができないとしどろもどろになって、文章をまともに組み立てられずに「単語」で返答するのがせいぜいです。私がそうだったので、このことについては痛いほどよく分かります。またこれが多くの日本人が「英語ができない」という劣等感を抱く原因のひとつです。

なんとかしてこの状態から脱したいと思っているときに私が出会ったのが「瞬間英作文」という勉強手法でした。この瞬間英作文はまさに英会話に特化した勉強法です。

最初は馬鹿馬鹿しいくらいに簡単な中学生水準の英文を瞬時に作成する練習をします。本当に笑っちゃうくらいに簡単な英作文の練習です。たとえば以下の文章をあなたは瞬時に英文にできるでしょうか。

• このおもちゃは中国で作られた。

• その窓は誰によって割られたのか。

• 彼は交通事故で死んだ。

• あなたはみんなに好かれるだろう。

• 彼女はいつ、どこで生まれたのか?

上記のような文章を即座に英文にできる能力を養う学習方法が瞬間英作文です。非常に難しい英語長文を読める人でも、これらの文章を瞬時に英作文にすることはほとんどできません。これが日本の英語教育で最も欠けている点です。そして瞬間英作文の参考書を1冊終えた時には私は簡単な英語ではありますが英語を話せるようになっていました。これは非常に嬉しかったのを覚えています。

瞬間英作文は本当に有益な学習方法です。瞬間英作文を通じて英会話の基礎を身につけたおかげで、私はたった7ヶ月間しか米国に住んでいなかったにもかかわらず、かなり流暢に英語を話すことができるようになりました。瞬間英作文をやっていなかったらこうはならなかったと思います。

瞬間英作文を習った直後にあなたが話す英語は「文法的には正しいから理解されるけど、なんだかちょっと不自然な英語」です。でもこれで十分です。いきなり洗練された美しい英語は話せません。英会話は以下の順番で上達していきます。この順番を肝に銘じてください。この順番を知っておくことは、英語上達にとってとても大切です。

1. ちょっと不自然だけれど、文法的に正しく理解することができる英語を話せる。

2. 洗練された英語を話せる。

完璧な英語なんて最初は誰だって話せません。とりあえず英会話ができるようになれば、Native English Speaker相手に意思疎通ができるようになって会話ができます。しかし単語でしか話せない状態だと、相手は「こいつは英語を話せないな」と思って相手をしてくれないかもしれません。

まず必要なのは簡単な英文を即座に作って、自分の考えを伝えることが出来る能力です。この英文発信能力さえ身に付けることが出来れば、そこからどんどんと英会話能力を向上させることが出来ます。

私は瞬間英作文で英会話の基礎を学んでいたので実際に会話をすることができました。その結果、会話を通じてより上級の英語を学ぶことができました。ですからいまの私があるのは瞬間英作文のおかげであるといっても過言ではありません。

以下、瞬間英作文関連の公式Websiteと参考書を紹介します。

• 公式Website　瞬間英作文

• 『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』（森沢洋介著、ベレ出版）

• 『おかわり!どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』（森沢洋介著、ベレ出版）

• 『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』（森沢洋介著、ベレ出版）

• 『ポンポン話すための瞬間英作文 パターン・プラクティス』（森沢洋介著、ベレ出版）

これらの参考書は私のblogや書籍でとても注目されている本当に人気のある参考書です。瞬間英作文への反響を見て、いかに多くの人が英会話ができないことに悩んでいるのか分かりました。

参考書は自分が瞬間英作文の基礎ができたと実感できるまで取り組んでください。私は『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』が終わった後にはTOEIC試験の公式問題集『Listening Part』で瞬間英作文をしていました。瞬間英作文は書籍が複数発行されているので、1冊では物足りないという人は他の書籍にも挑戦してみてください。

ここで注意点を述べておきます。私はTwitter上で瞬間英作文がなかなかうまくできないという人が何人かいることに気づきました。瞬間英作文がしっくりこない人は事前にするべき英文読解の学習が不足しているのかもしれません。私自身が瞬間英作文を始めたのはTOEIC試験の成績がおよそ800点の段階でした。こういう状況で瞬間英作文を始めたので、私は本当に短期間（2〜3週間）で瞬間英作文に馴染むことができたのです。

瞬間英作文の学習で伸び悩みを感じたのであれば、急がば回れですが、英文読解の勉強に戻って再度学習に取り組むことをお勧めします。

次の記事ではこの瞬間英作文とTwitterを連携させた効果的な学習方法について紹介します。

• 次の記事　瞬間英作文をTwitterで実践する
• 目次へ　「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」