- 2010-10-26 (火) 21:41
- 20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ
「語源暗記法」の参考書と学習方法
最初に参考書を紹介します。
- 『連想式にみるみる身につく語源で英単語』(清水建二著、学習研究社)
私がお勧めする参考書はこれですが、他にもよい参考書はたくさんあると思います。興味のある人はAmazonか大型書店で「語源」と名前のつく本を確認してみてください。
次にこの語源暗記法の学習方法について書きます。
- ① 参考書に一通り目を通して語源を把握する。
- ※注意! ここで無理して英単語を丸暗記する必要はありません。むしろ丸暗記しないでください。
- ② 語源本とは別の英文読解の参考書に取り組み、その本で覚えたい単語を語源暗記法で覚える。
- ③ 語源を忘れている場合はそのたびに語源暗記法の参考書に戻って語源を確認する。
英単語は単語自体を丸暗記するのではなく、文章の中で暗記するべきだと私は考えています。後に紹介する英文読解の勉強法と語源暗記法を合わせて学習を進めてください。
英単語の意味をそのまま丸暗記するといろいろな弊害があります。特に英単語の意味を日本語と1対1の訳で覚えると後で困ります。この件についてはblogにお勧め記事がありますのでここで紹介します。本職の英語の先生、@ayumingpeko、通称ペコ先生の記事なので私の書くことよりもずっと説得力があります。ぜひお読みください。
いわゆる試験に出る英単語対策本、「ターゲット」や「DUO」を完璧に覚えているのにまったく英語ができないと言う不思議な生徒さんに会った事があります。
その生徒さんは文中に単語が出てくると、文脈に関係なくそのターゲット訳語が浮かんでくるので(つまりそこまでしっかり覚え込んでしまったと言う…)、可哀想に頭の中でちんぷんかんぷんな直訳になるらしいのです。だから文脈に応じて柔軟に解釈ができない。
単語の意味は一対一訳で覚えない方がいい例です。
参考記事 ターゲット病は可哀想だった
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