- 2010-10-20 (水) 18:31
- 20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ
私が英語を勉強している理由 (3)学校で何年も勉強したのに、一生英語が使えないままというのが嫌だった
「How long have you been studying English? あなたは英語を何年勉強していますか」という質問が私は最も嫌いでした。たいていの人は中学と高校で6年間も英語を勉強していると思います。しかし、そんなあなたはこの質問に対して自信を持って英語で回答できますか。
私が留学から戻ってすぐに訪れた秋葉原のヨドバシカメラには中国人の女性店員がいました。彼女が流暢な日本語を話すのを聞いて、「何年くらい日本語を勉強しているのですか」と尋ねたところ「5年間勉強しています」と答えてくれました。普通は外国語を5年間も勉強すれば流暢に話せるものです。
私が知っているスイス人は1年しか英語を勉強していないのに、非常に流暢に英語を話していました。こういうふうに他国と比較して考えると日本の英語教育とはいったい何なのだろうと考えざるをえません。
そしてまた日本人の英語下手は海外でも有名なのか、Native English Speakerからは「日本人の英語教育は他の国とは違うからね」などと変な同情をされたりします。私は何度かこの屈辱的な同情をされたことがあります。
特に私は学生時代に英語の成績がよかったにもかかわらず、まったく実用的な英語を使えないことに苛立っていました。1年前の私はTOEICの点数が800点弱でした。しかしこの時点においても、英語で簡単なやりとりをすることすらできませんでした。試験のために勉強をするという日本における英語学習は、読解以外の分野においてはまったく実用的でないと思います。事実、1年前の私は読解以外まったくできませんでした。
他にも私自身の実体験を述べると、道を歩いていて英語で道を尋ねられた際にまったく返答できないということがありました。ちなみに、ある時は一緒にいた帰国子女が簡単な英語で道を教えていました。帰国子女である彼女のTOEICの点数は私よりも低かったので、何ともいえない複雑な気持ちになりました。
またあるときは英語の先生(日本人)と一緒に日本語字幕の映画を観ていた際に、同じ場面を観ていても笑う時が違うことに気づきました。彼女は字幕を無視して音声をそのまま聞いていたので、字幕と一緒に観ていた私は同じ時に笑うことができなかったのです。
「このまま英語ができないままで一生を終えるのか!英語に劣等感や負い目を感じたまま一生を過ごすのか!」という悔しい気持ちが、私が受験英語ではなく実用英語の勉強を始めることになった最後の一押しだと思います。そして私と同じように試験でよい点を取ることだけに満足できず、実用的な英語を習得したいと考えている人にとって本書は必ず役に立つと思います。
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